本の感想

これで生きづらさもなんとかなる!?「発達障害の自分の育て方」より

しばらく胃腸の不調で本を読む気力もなくなっていたのですが、、努力の甲斐もあり徐々に良くなってきました!長引く胃腸の不調で私が試した5つのポイント

思うように動けなくなって思ったのですが、本当に健康って大切ですよね、、。

というわけでようやく本も読めるようになり、「発達障害の自分の育て方」著者/岩本友規 出版社/主婦の友社 を読んだのですが。「もしかしたらこれは、今までの私の生きづらさを一気に解消できる方法かもしれない、、!」と思うところがあったので書いていきたいと思います。

「発達障害の自分の育て方」について

この本では発達障害と診断を受けた著者が社会でかなり追い込まれた後、体系的に発達障害の人の生き方を考えて説明していきます。

発達障害については今までいろんな本を読んでいますが、、発達障害の方のための本は大きくわけて「そのままのあなたでいいんだよ(だから周りの人も受け入れよう)」か「日常のちょっとした工夫=ライフハック」があると感じました。

でもこの本はその2つとも違っていて、発達障害の人のための具体的な考え方、もっというと考え方を変えるというところに重点を置いています。なので気力がない時に読むとダメージをくらうかもしれません。(私も体調が悪い時にチャレンジしてギブアップしました。気力がない時は「あなたはそのままでいい」と言ってくれる本を読んでました)

でも自分を変える余裕がある時に読んでみたら、頭にすっと入ってきたんですね。

なぜ発達障害についての本を読むのか

ひらめく瞬間

私は発達障害の診断を受けたわけではないんです。でも発達障害の方のが書いた本を読むと凄く共感できることがたくさんあります。

たとえばADHDの整理整頓ができない、夢中になると時間があっという間の過集中などの特徴。アスペルガーの一つのものごとにこだわる、一つの分野にのめり込むなどの特徴。発達障害の人ほとんどに当てはまる感覚過敏

なので私は今話題になっている発達障害グレーゾーンなのかな、と考えています。なので発達障害の方たちの本は、本当にためになるし楽しいのです。

本当に自立するってどういうことか

本書で「発達障害の人がストレスなく生きるには、自立しなければいけない。自立するとは、自分の世界と周囲の世界、2つあることに気がつくことだ」と書いてあるんですね。そこを読んではっとしたんですが、、。つまり私の問題は、ほとんど「二つの世界を分けられてないこと」から来てるんじゃないかと感じたのです。

私は周りからの影響を受けやすいです。例えば私はAさんのことを「正直な人だ」と思っていたとします。でも誰かがAさんのことを「あの人は嘘つきだ」と言っていたら、私のAさんに対する評価がぐらついてしまうのです。「私は正直だと思ってるけど、本当は違うの、、?」と。そういうことがよくあるのです。

これは自分の世界と周囲の世界をはっきりわけることができていない=自立していないと言えるのじゃないでしょうか?(アドラー心理学の他者の課題と自分の課題を分離する、にも近いものがあります)嫌われるのが怖いあなたへ「嫌われる勇気」より

二つの世界をわけて考えられる人=自立している人は、「あの人はAさんのことを嘘つきだと思ってるんだ。でも私は正直だと思ってるんだよな」と考えるのでしょう。私はこの二つの世界をわけられないために、いろんな悩みを抱えているのだと思います。例えば私は「~しなければいけない」という思いを常に持っています。がんじからめになって本当に苦しい。でもこれは周りから「~しなければいけない」と言われてきたのを、そのまま自分の世界に取り入れてきた結果なのだと思います。

本当に自立するためには

しっかり立つ人

周りから影響されまくりの私が、自立するにはどうしたらよいのでしょうか?本書の中で「自己を生きるという意識 著者/梶田叡一」の引用をしています。子供は大人からみるとくだらない物を集めますよね?大人に「そんなもの捨てなさい」といわれますよね?自立している子供はその時どうするかというと、、

そういう時に、〈我々の世界〉で生きる力と、〈我の世界〉で生きる力との双方が少しずつ身に付きつつある子どもであるなら、『そんながらくた捨ててしまいなさい』と親や教師からいわれたら、きっとニコッと笑って、『そうだ、本当にがらくただね』といってひとまずは捨てるのであろう。中略 しかし親や教師が向こうに行ってしまったら、「おっと」といって拾い集める。『たかが石英であったっていいじゃないの。拾ってきたボタンだっていいじゃないの。私にはどうしてもきれいに見えるんだから。』と。後略 P116

これが一番すっきりする、気持ちのよい態度だと思うのですがどうでしょうか。「普通という病」の「ありのままの自分を守るプロテクターを身につける」に、近い考えです。「普通になりなたい」と悩むあなたへ「『普通がいい』という病」より

私はこの態度を目標にして自分の世界と他者の世界を分ける努力をしようと思います。具体的には「そんなこと辞めたほうがいいよ」などと言われたら「そうか。〇〇さんはそんなこと辞めたほうがいいと思ってるんだな」と心の中でつぶやく癖をつけようと思います。そうつぶやくと自分の世界と他者の世界がはっきり分かれる気がします。その人の世界も大切にしつつ、自分の世界も捨てない。そんな態度を忘れなければ、心なしか生きやすくなる気がします。

まとめ

この本は「発達障害の自分の育て方」というタイトルですが、発達障害ではない人にとっても参考になる内容だと思います。だって私以外の周りの人も、二つの世界をわけることができず苦しんでいるように見えるからです。きっとこの苦しみは発達障害の人特有ではないはず。興味を持った人はぜひ読んでみてください。