本の感想

病院に行っても何も解決しないあなたへ「医学不要論」より

病院について最近思ったこと

最近体調がよろしくなく、病院に行く機会が増えました。

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あなたは病院に行くと、体調よくなりますか?私は病院に行って「治った!」っていう経験がほとんどないんです、、。

検査をしても原因がわからないことが多く「ストレス」とか「自律神経のせい」などと言われる。薬を貰っても副作用でもっと具合が悪くなる。そういう体験が重なって病院に行けば解決する!と思えなくなってきました。

そこで今回こちらの本を読んでみたので、紹介したいと思います。

医学不要論 全く不要な9割の医療と、イガクムラの詐術 著者/内海聡 出版社/三五館

森田療法との共通点 症状すらも愛すること

リラックスする女性

この本はいわゆる医療否定本です。現在行われている医療のほとんどは不要なものであり、医者にかかればかかるほど体調は悪くなるとしています。

少し極端な考えのところもあるんですが、腑に落ちたところもあるんで紹介します。それは「お腹が痛い」とか「体がだるい」などの症状の捉え方。以下引用します。

人々は自分の症状が全部なくなって、何も感じない状態にでもならない限り、満足できないのだ。逆のいい方をすれば、そうでないとおかしいと思うくらい、社会に洗脳されているといっていい。本来、皆さんが感じるその症状は、体のサインであり、正常の明石であって、そのサインに従えば薬などに頼らなくてもよくなるのは、生物として当たり前のことである。P91

私もお腹の症状を完璧に取り除こうとして病んでいったので、体感的によく分かります。

でも今の時代健康ブームですよね?!「この方法でいつも絶好調!」とかいう本がたくさんあるし、少しでも不調があれば病院に行くのが義務のようになっています。なので少しの不調も許せない精神状態に少しずつなっていった気がします。

でも確かに不調は体からのサインでもあるんです。例えば私の「胃が痛い」という不調も「食べすぎてるから少食にして!」とか「ストレスがたまってるから休んで!」などの体からのメッセージなんです。それを胃薬で胃酸をとめたり、胃を無理に動かしたりしようとするから悪化するんだと思うんですよ。

つまり症状は体が正常に働いている証拠であり、愛することが大切なんだと著者は言っています。これって「不快な感情を取り除こうとせず、あるがままに感じることが大切だ」と説いている森田療法にも通じる話だと思いました。

社会毒について考えたこと

ゴミを拾う人

著者は病気を治すには社会毒を排除することが大切だと説くのですが、

社会毒とは「昔は人が食べたり使ったりしなかった物質、そしてそれが人体に悪影響をもたらす物質」だそうです。例えば、薬、食品添加物、遺伝子組み換え食品、殺虫剤、大気汚染物質などがあります。

でも著者は最後にこう書いています。

毒を口にせず、健康でいれば、それは生きているというのか?病気ばかり気にしていればそれもまた生きているというのか?P248

私が現代医療と付き合っていくポイントもここにあるんじゃないかと思うんですよね。

明らかに病院行くと悪化する私にとって、西洋医学は毒だとは思うんですよ。だけど毒を一切排除する=現代医療に一切関わらないことは不可能ですよね。

なぜなら西洋医学は今、私が生きている社会の一部になっています。西洋医学を完全に拒否することは今の社会を完全に拒否することと同じこと。そんなことをして長生きしても、それは幸せではないと私は思います。

それに西洋医学に限らず、社会に存在するありとあらゆるものは、完璧ではないし矛盾を抱えるものなんです。(森田療法の考えに影響を受けました!)私自身がいろんな矛盾を抱えた存在です。でもそんな矛盾だらけの世界で生きていかなければいけないんですよね。すべての毒を排除すること=なんの矛盾もない完璧な世界に生きることは、健康とはほど遠いんだと思います。

病院とどう付き合っていけばよいか分からない方は、ぜひ読んでみてください。過激なところもあるけれど、常識をひっくり返されるような体験ができるはずです。