本の感想

認知行動療法で痛みをコントロールするやり方 「人生を変える幸せの腰痛学校」より

あなたは痛みが続く時、どんな方法を使って乗り越えていますか?

私は過敏性腸症候群で日々お腹の痛みで悩まされていました。

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その中で、森田療法など心理学の方向から考えるとかなり痛みが軽減することを経験しました。今回は「人生を変える幸せの腰痛学校」著者/伊藤かよこ 出版社/プレジデント社より、認知行動療法で痛みをコントロールする方法を伝えたいと思います。

「人生を変える幸せの腰痛学校」とはどういう本か

この本は腰痛の本なのですが、すべての痛みに悩んでる人に参考になる本だと思います。というのも「この体操で腰痛は治る!」というような表面的な内容ではなく、認知行動療法、アドラー心理学など痛みを心理学の方向から考える深い内容だからなんですね。

また「人間の体は理解するには複雑すぎる。だから絶対という方法はない」というスタンスをとっています。分からないことは分からないと言う姿勢にとても好感が持てた1冊でした。

この本から痛みをコントロールする方法を紹介したいと思います。

痛みをコントロールする方法① 痛み以外に意識をむける

開放された二人

人間はありとあらゆる情報を受け取っていますが、意識できるのはほんの一部だそうです。で、痛みは危険を知らせる情報なので当然意識が向けられるんですね。

で、どうすればいいかというと、痛い時に同時に他の情報を入力すればいいんです。いい気分になれるような情報だとなお良し。例えばお笑いのDVDを見る、マッサージをするなど。要は痛み以外の情報にも意識を向ければ、痛みはかなり和らぐ、ということですね。

痛みをコントロールする方法② 痛みを観察する

体のどこかが痛いと、痛いという感情に巻き込まれますよね?頭の中は痛みでいっぱいで、痛み=自分になってしまいとても苦しいものです。

そこで痛みと自分を切り離してしまうんです。痛みの色、形などをイメージして「何か言いたいことはある?」などと話しかけてみます。「痛みという感情を観察することによって、痛み=自分ではない」ということを意識するんですね。マインドフルネスに通じる考えです。

痛みをコントロールする方法③ 痛みを好きになる

痛みを好きになればそもそも治す必要もなくなりますよね。

痛みってそもそも体が自分を守ろうとして、発する信号なんですよね。だから「体を守ろうとしてくれてありがとう。いつも働いてくれてありがとう」などと体に話しかけます。

うーん、、なかなか難しいですがお金もかからないし危険もないのでやってみる価値はありそうです。

認知行動療法と森田療法の違い

二つのハート

ここまで認知行動療法を勉強してみて、森田療法と似ているところがあるなぁと感じました。乱暴に言ってしまえば「あーだこーだ考える前に行動しろよ!」的なところ。

でも違うところもあって痛みなどのマイナスの感情の処理の仕方です。認知行動療法はマイナス感情を行動の力でプラスに持っていこうというスタンスです。対して森田療法はマイナスの感情は消すことはできないからあるがままに感じつつ行動しようというスタンスなんですよね。

認知行動療法は西洋的な考え方、森田療法は東洋的な考え方とも言われます。

どちらがいい、悪いとかではなくどちらの考えが自分に合うかが大切なんだと思います。私はマイナス思考とも共存しようと試みる修行のような森田療法が好きです(笑)

「人生を変える幸せの腰痛学校」は原因が分からない病気で悩む人、認知行動療法に興味がある人におすすめの本です。ぜひ読んでみてください!