人の心について

刺激に弱い人が生きやすくなる方法

刺激に弱い私の話

今回は、「いちいち大袈裟だなぁ」とか「もっと強くなりなよ」とか言われがちな感覚過敏の人が、楽になる考え方を書いていきたいと思います。

始めに、私のお話を聞いてください。何を隠そう、私も感覚過敏なのですが、、。

今年度になって、私が住む地域の自治会の役員になったんです。で、先日会議が行われました。結果から言うと、会議が凄く苦痛なのです。狭い会議室にぎゅうぎゅう押し込まれて、約2時間論点がずれまくりの話し合い(不毛なケンカに見えました)を聞かされる、という状態でした。会議の前は、立派に社会の一員として役目を努めなければ!と、思っていたのですが、、。

1番苦痛なのが狭く人口密度が高い会議室で、人が声をあげるのを聞き続けること。(私は特に音に敏感です。たくさんの人が一度に話したりすると、パニックになります。)私は資料を真剣に読むふりをして、うつむき、耳を塞ぎ、なるべく情報を遮断していました。パニックにならないように、時が過ぎるのをひたすら待っていました。

でもですね、周りの人たちは全然平気そうなんですよ。意見を挟んだり、大人しく喧嘩を見ていたりして、苦しそうな人はいなかったんです。、社会人としてなんて立派な姿だろう、、と尊敬しました。自分は子供のように、必死にパニックを抑えているだけなのに、、

案の定、会議が終わってからも興奮が冷めなくて、その日はなかなか寝付けず。何故ここまで刺激に弱いのか、逆になんで周りの人はここまで強いのかと悩みながら、本を探していました。そこで、ある本を見つけたのです。

人より感覚が鋭い人の話

たくさんのはてなマーク

発達障害を生きる 著者/NHKスペシャル取材班 出版社/集英社

この本は、発達障害の人を特に感覚過敏の点から説明しています。こちらの本は発達障害の人について書かれていますが、そうではない人にも参考になるんじゃないかと思いました

発達障害の人は、コミュニケーション能力が低いと言われますが、原因は感覚過敏にあるのではないかと書いてあります。ある一人の人の話が衝撃的でした。

部屋にいると、空調の音、蛍光灯のチリチリという音、外の公園にいる人の声などが、目の前で話している人の声と同じくらいの音量で聞こえてしまうというのです。 P27 、28

常に騒音に囲まれているため、人の声だけ聞くのが非常に困難で、コミュニケーションがとりづらいそうです。何が衝撃的だったかというと、「みんなそうなんじゃなかったの、、?!この感覚は少数派だったの?!」ということです。

私もこの人と全く同じ感覚です。だけどみんなそうだと思ってたんですよね。だからみんな我慢しているか、努力して人の話を聞けるようになったのか、とにかく「みんな凄い、、私はダメなやつだ」と思っていました。

でも、そうじゃないんですよ。大多数の人は、脳が必要でない情報を切り捨ててくれるから、必要な情報に集中できるんです。それが感覚過敏の少数派はできないんです。

ここが原因で、私は会議中たくさんの情報で脳がパンクしそうになり、パニックになったんですね。逆に大多数の人は必要な情報にフォーカスし、目的にそった行動(意見を言う、聞き流すなど)ができたんです。

感覚過敏の人へ その対処法

ジャンプする爽やかな足元

では刺激に弱い、感覚が鋭い私達はどうすればいいのでしょうか?

まずは自分の人より感覚が敏感であるということを知ることが、第一歩なんじゃないかと思います。私の場合HSPなど敏感な人のことを勉強していたのに、この感覚の違いを本当に理解してはいませんでした。ほとんどの感覚過敏の人は、生まれてからずっとこの感覚で生きてきてるので、ここを理解するのは難しいかもしれません。

でもここを理解しないと、私のように「自分の努力が足りない」と間違った方向に努力してしまいます。感覚過敏は脳の特徴なので、努力してもよくなることはありません。辛くなるだけです。ここが理解できたら、後はもう開き直るしかないと思っています。

私の場合、会議は夫に出てもらうことにしました。自治会の会議に命をかけることもあるまい、、と開き直りました。そりゃあ会議に出席するのが一番ですが、耐えられないものは耐えられないんです。

後は周りの人に自分の特徴をお話するのも大切かな、と思います。会議の後に役員の方に「なんで会議でなかったの?」と聞かれまして「実は感覚過敏で長時間あの場にいるのが耐えられなくなって、、すみません。」と伝えたんですね。怒られるかと思ったら「そうなんだ、、大変だったね」と声をかけてもらったんです。なるべく自分の弱点、特徴を説明するようにすると、意外と周りの人が優しいことに気がつくかもしれません