本の感想

「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」感想

HSPとは何か

今回はこちらの本を紹介したいと思います。

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。  エレイン・N・アーロン  SBクリエイティブ株式会社

この本はHSPの人に向けて、書かれた本です。HSPとは何かというと、Highly Sensitive Personの略だそうです。簡単にいうと、とても敏感で感受性の強い人のことです

精神的なことだけではなく体質的にも、刺激に反応しやすいのだそうです。周りの人からは「神経質」「臆病」「恥ずかしがりや」などと評価される傾向にります。

著者は心理学者でもありHSPでもあるので、HSPのことを深く、かなりのボリュームで掘り下げています。

HSPを誇りに思うこと

私もチェックリストにほとんどあてはまるような、正真正銘敏感な人です。小さな音でもすぐ起きてしまうし、人の感情にもすぐ気が付きます。

周りの人からは「なんでそんなこと気にするの?」だとか、「もっと強くなりなよ」などと言われることが多いです。そのため、自分の敏感すぎる性格を劣ったものだと考えていました。

しかしつぎの文章を読んで、考えが変わりました。

HSPであるあなたは相談役であり、考える人であり、社会の精神的、論理的リーダーとなるべき人々のグループの一員として生まれたのである。自分の敏感さに誇りを持とう。

P 73

つまりHSPの人は、理由があってHSPなのであり、社会に必要な存在だというのです

私達HSPは、外から受け取った刺激を丁寧に処理し(丁寧すぎるため処理するスピードは遅い)あらゆることを人より深く考えます。そのため思慮深い人が多く、社会において人々の相談役になっているのではないかとエレイン・N・アーロンは言っています。

私の夫は非HSPですが、非常に楽観的なんですよね。リスクなど考えずに、衝動的に行動することが多いです。

対照的に私は、行動を起こす前にいろんなことを考えます。そうすると自然に、夫のフォローやリスクマネジメントをしていることが多いのです。これこそが、HSPであるわたしの役割なのかもしれません。

HSPの社会生活

顔をかくす女性

この本では、敏感すぎる人がこのストレスだらけの社会で、うまく生きていく方法も紹介しています。

例えばこちら

「もっと明るくなれば」などという余計なおせっかいは無視しよう。社交のための社交は他の人に任せて、自分の得意分野を大切にしよう。おしゃべりが得意でないなら、自分の 静けさを誇りに思おう。P 214

これは非常に大切なことですよね.HSPの特徴でもあるのですが、私は社交のための社交が凄く苦手です。(目的のある会話は好きなんです。)世にいう雑談っていうやつですね。

「今日も暑いですね」「そうですね」など目的のわからない会話だと、混乱してしまうんです。(この会話は場を和ませるという目的はあるのですが、、、)

これができないことに、ものすごくコンプレックスを感じていました。雑談がうまくできるよう、猛特訓

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したこともありました。でもこれがつまらないんですよね、、(笑)

あまり自分の苦手分野をつっこんで時間をかけるより、得意なことをしていた方が精神的に楽なんです。雑談は雑談が得意な人がやればよろしい。これからは、自分の好きなこと(読書や深い会話など)を大切にしようと思いました。

哲学的なHSP

HSPの人は、人生の目的とは、、とか人の心とは、、とか深く考えることが好きと言われています。いわゆる哲学が好きなんですね。私も物心ついた時から哲学し続けてきました。

ただ他の人も私と同じように考えていると思っていたのですが、どうも違うらしいということに最近気が付きました。周りの人は、「そんなこと考えても時間の無駄」「そんなことより現実的なことを、考えなさい」と言います。

私もこんなこと考えてるのは、時間の無駄だと思っていました。しかし、この本のなかでこんな記述を見つけまして

深層心理的なセラピーは、HSPにとっていい「遊び場」になると思う。多くの人にとっては、途方に暮れるような「場」だろうが、HSPにとっては我が家のように思えるはずだ。

P 359

そう、私にとって「人生とは何か」と考えることは、「遊び場」であり「我が家」でもあるんですよね。役に立つかどうかはさておき、考えていると時間があっという間、考えずにはいられない、そして楽しい(辛いときもあるけれど)んです。

人間から遊びをとりあげると、生きていけないんじゃかと思います。だったら思う存分、自分の深層心理の中で遊んでいきたいと思います。

まとめ

自分が敏感すぎる、もっと強くなりたいと悩んでいる人は、たくさんいるんじゃないでしょうか。私もその1人でした。

この本を読むと、HSPの自分に自信がつき、HSPとして生きていく覚悟ができます。ぜひこの本と一緒に自分の心を旅してみて、新しい自分を発見してみてください!